別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年8月22日水曜日

源頼朝の伝説が残された遅の井の滝~善福寺公園~

遅の井の滝


遅の井の滝は、杉並区善福寺の善福寺池畔にある湧き水。

源頼朝の伝説が残された湧き水を滝として復元したもの。


1189年(文治5年)に奥州征伐を行った頼朝。

その際、遅野井の地に宿営し、井草八幡宮で戦勝を祈願したそうです。

そして、無事に奥州征伐を終えて再び遅野井に戻ってきますが、折からの干ばつで軍勢は渇きに苦しみます。

頼朝は、弓で各所を穿ちますが、水の出が遅く、弁財天に祈って、やっと水を得ることができたのだとか。

遅野井(おそのい)は、現在の杉並区善福寺周辺の古名ということですが、「水の湧き出るのが遅い」ということに由来している名とも言われているようです。


遅野井市杵島神社

善福寺池の島に鎮座する社。

遅の井の滝の真ん前あります。

1197年(建久8年)に江の島弁財天を勧請して創建されたのだそうです。


善福寺池

善福寺池は、武蔵野三大湧水池の一つ。

かつて池のほとりにあった善福寺が名の由来。








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