園城寺(おんじょうじ)は、天台寺門宗の総本山。
源氏と深い関係にあった寺院。
1051年(永承6年)、前九年の役に出陣する源頼義が戦勝を祈願。
頼義の三男・義光は新羅善神堂で元服しました。
新羅善神堂には、園城寺(三井寺)の北院の鎮守神・新羅明神像(国宝)が祀られています。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
1159年(平治元年)の平治の乱で敗れた源義朝の子・義円(源頼朝の弟)は園城寺で出家。
鎌倉に武家政権を築いた源頼朝は園城寺を保護し、1182年(寿永元年)には、円暁を鶴岡八幡宮の別当に任命しています。
『吾妻鏡』・『社務職次第』
からみる頼朝と円暁の関係。
※源為義を源義家の子とする説をとると、頼朝と円暁は従兄弟。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
頼朝亡き後の1214年(建保元年)、延暦寺に焼かれた園城寺の再建に尽力したのは北条政子だったそうです。
2代将軍源頼家の子・公暁が修行したのも園城寺でした。
延暦寺と園城寺は、長い間、抗争を繰り返してきました。
鎌倉との繋がりを求めて!
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
2022年の大河ドラマ