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鎌倉彫は、宋の工人陳和卿(ちんなけい)が持ってきた彫漆工芸「紅花緑葉」をもとに、運慶の子康運が作った仏具がはじまりと考えられています。
彫漆工芸は、漆を何百回も塗り重ねた漆の層に彫刻を施すもので、手間も時間もかかり費用もかかりました。
そこで考え出されたのが、木に彫刻してから、その上に漆を塗るという方法。
初めは宋の影響が残されていましたが、次第に日本独自の工芸品へと変化していきました。
それが今に伝わる「鎌倉彫」です。
※「紅花緑葉」とは、朱漆と緑漆を交互に塗り重ね、朱漆の部分に花、緑漆の部分に葉を掘った工芸品のこと。
📎伝統的工芸品「鎌倉彫」~鎌倉検定~
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鎌倉彫資料館は鎌倉彫会館内にあります。
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