円覚寺境内絵図
1334年(建武元年)ないし1335年(建武2年)頃に描かれた絵図といわれています。
境内の一番奥(一番上)に華厳塔が見えます。
現在、円覚寺塔頭黄梅院のある場所には、八代執権北条時宗の菩提を弔うための華厳塔が建てられていました。
円覚寺華厳塔図
時宗の三回忌に、妻覚山尼が建立したものと考えられています。
華厳塔は三間三重塔でした。
この絵図は、1335年(建武2年)頃に描かれたものと考えられています。
黄梅院絵図
1421年(応永21年)の円覚寺炎上後に再建された黄梅院の絵図です。
この時、華厳塔は再建されなかったようです。
円覚寺の塔頭黄梅院は、歴代天皇から計7回も国師号を賜り「七朝帝師」と呼ばれた夢窓疎石の塔所。