朱垂木やぐらは、建長寺の裏山にあるやぐら。
天園ハイキングコースの十王岩から下った所にあります。
納骨穴がなく仏殿様式となっていることが特色です。
やぐら群の儀式の場所としての仏殿ではなかったかと考えられています。
天井には紅殻塗りの平行線が描かれています。
朱塗りの垂木をイメージしたものと考えられています。
位牌の浮彫
側面には二基の位牌が浮彫りされています。
海蔵寺に安置されている位牌と同型式のものと考えられることから、このやぐらは室町期に造られたものと考えられています。
光背の浮彫
奥の壁には蓮弁型の光背が浮彫りされています。
前には基壇があって仏像が安置されていたものと考えられます。
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