別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2015年8月8日土曜日

浄土信仰の情景・・・閻魔大王・長谷観音・鎌倉大仏



圓應寺は、地獄の主・閻魔大王を本尊とする寺。

1250年(建長2年)、長谷に創建された寺だといわれています。

その後、材木座に移転し、現在は山ノ内にあります。




さて・・・長谷と言えば・・・

長谷観音に鎌倉大仏。




長谷寺は、736年(天平8年)の開創といわれていますが、梵鐘の銘文から1264年(文永元年)頃の建立と考えられます。




鎌倉大仏は、1252年(建長4年)に鋳造が開始されました。

完成した時期は不明ですが、おそらく10年前後で完成したのではないでしょうか。


したがって、長谷には、同じ頃に地獄の閻魔・救済の観音・極楽浄土の阿弥陀が置かれたことになります。

圓應寺、長谷寺、高徳院は、浄土信仰に基づく寺院群として存在していたという説もあるようです。




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