別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年1月26日水曜日

北鎌倉:建長寺山門の大扁額

 建長寺山門の額


扁額の「建長興国禅寺」の文字は、後深草天皇の宸筆と伝えれています。

平成4年の山門大修理の際の調査によると、

題字の底板は・・・
横2メートル、縦2.66メートル

額縁は・・・
横2.65メートル、縦4メートル

という巨大なものです。

裏面から「天文八(1539年)亥六月廿三日、雪下大工左衛門大夫信吉」という墨書が発見され、年代と鎌倉大工の作であることが明らかとなりました。





建長寺山門は、平成17年7月22日に国の重要文化財に指定されました。

現在の山門は、1775年(安永4年)、建長寺大工の河内長兵衛が棟梁を務め建設されています。

三間二重門としては東日本最大の規模を誇ります。

そして、「建長興国禅寺」の大扁額をかけるため、上層に軒唐破風が設けられたのだといいます。

それまでの山門では、この大扁額をかけることができませんでした。


 建長寺山門


 建長寺


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