別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年1月5日水曜日

除魔神事~鶴岡八幡宮~

源頼朝のころから行われているという悪魔払いの神事です。

弓矢での悪魔払いは古代より行われ、弓弦の音を響かせての厄払いが信仰されてきました。鶴岡八幡宮では、1月5日、舞殿(下拝殿)横に5尺2寸(156㎝)の的が設けられ、これを射て鬼を払うという儀式が行われています。

鎌倉時代には、「弓始」、「的弓」などと呼ばれ、武家の事始めとして行われていました。




まず、舞殿(下拝殿)で神事が執り行われます。

神事の後、舞殿横の放射の儀式が執り行われます。




蟇目の儀(ひきめのぎ)
先端の膨らんだ矢が放たれると大きな音を響かせます。
この音で悪魔を退散させるのだといいます。

大的が置かれました。
5尺2寸(156㎝)という大きな的を使用するので、
「大的式」とも呼ばれています。

「大的式はじめませぇ!」という号令の後、
2人ずつ3組の射手が、それぞれ2本ずつの矢を放ちます。

大的の裏には「鬼」と書かれています。
この的を射ることによって鬼払いをしようというものです。

さて、この大的ですが、わざと「鬼」の字を逆さにしているそうです。
そして「鬼」の字には角がありません。何故なのかは不明です・・・。



除魔神事
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/jyomasinji.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html

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