別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2010年12月23日木曜日

江島霊迹建寺の碑~宋国伝来の古碑~

この石碑は、1204年(元久元年)、源実朝が宋に使節を送った際に、慶仁禅師から贈られた石碑と伝えられています。

その使節の引率者が辺津宮を創建した良真だったと伝えられていますが、実際に使節が送られたのかどうかは定かではありません。

※良真は、鶴岡八幡宮の供僧で、「聖天島の天女伝説」と「蟇石伝説」の僧です。


江島霊迹建寺の碑

横には「宋国伝来の古碑」の標札が建てられています。

伝説によると・・・

源実朝は12名の使節を宋国に送ったのだといいます。

その使節の引率役を務めたのが良真でした。

宋に渡った良真は、慶仁禅師に会い、江の島の地図を見せようとしたところ、

禅師は、

「東の名刹であることは聞かなくてもしっています。」

といって碑石をくださったそうです。

それが、現在辺津宮にあるこの石碑だということです。



聖天島https://www.yoritomo-japan.com/enosima-shotensima.htm
蟇石と無熱池https://www.yoritomo-japan.com/enosima-gama-munetu.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html

よりともジャパン.com