別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


検索




2024年8月17日土曜日

三嶋大社の祭礼の日に挙兵した源頼朝




源頼朝が挙兵の日に選んだのは、源氏再興を祈願していた三嶋大社の祭礼の日でした。


1180年(治承4年)8月17日の晩、頼朝山木館を攻めさせます。

加藤景廉佐々木盛綱は、留守番として頼朝の傍らにいました。

まず、佐々木定綱経高高綱の三人が、山木兼隆の後見役堤権守信遠を討ちます。

このとき、経高の放った鏑矢が、平氏を征伐するための最初の矢でした。

その後、佐々木兄弟は、山木兼隆襲撃の軍に加わります。

頼朝は、「戦が始まったら火をつけるように」と命じていましたが・・・、

その火がなかなか見えないので、留守の加藤景廉佐々木盛綱堀親家らを山木館へ向かわせました。

景廉には、長刀を与え、「兼隆の首を討って持参すべし」と命じています。

そして、盛綱景廉は、兼隆の屋敷内に入り、見事に兼隆を討ち取ります。

兵達が帰ってきたのは、18日の明け方でした。






三嶋大祭りは、三嶋大社の祭礼にあわせて開催される三島市最大のイベント。

期間は8月15日・16日・17日。

中日には「頼朝公旗挙げ行列」が行われています。







源頼朝挙兵


山木館襲撃~源頼朝の挙兵~


三嶋大社


伊豆・箱根








☆ ☆ ☆ ☆ ☆


源頼朝配流の地・北条氏発祥の地

北条の里~頼朝・時政・政子めぐり~

熱海と源頼朝の伝説

伊東で源頼朝伝説


伊豆山神社

箱根神社


歴史めぐり源頼朝


よりともジャパン.com


2024年8月16日金曜日

湯河原町で行われる「頼朝 実平 開運出陣祭」





1180年(治承4年)8月17日、伊豆国の流人・源頼朝源氏再興の挙兵

伊豆国の目代・山木兼隆を討ち取り、8月20日、相模国へ進軍

8月23日、石橋山に布陣しますが・・・

平家方の大庭景親伊東祐親らに敗れてしまいます。

土肥山中を彷徨い、一時、箱根権現に身を寄せますが、8月28日、 真鶴から安房へと船出します。

頼朝を手引きしたのが土肥郷(現在の湯河原町、真鶴町)を本拠としていた土肥実平でした。



(湯河原駅前)

石橋山での敗戦後、頼朝のもとに食糧を運んだのは実平の妻だったのだといいます。


(湯河原町)

しとどの窟は、頼朝が隠れ潜んでいたという岩窟。


(真鶴町)

頼朝が船出した真鶴の岩海岸に通じる坂はへと謡坂(うたいざか)。

実平は、頼朝の無事と再起を願って謡い踊ったのだと伝えられています。



(湯河原町)

五所神社は土肥郷の総鎮守。

石橋山に出陣する頼朝が戦勝を祈願したのだと伝えられています。


(湯河原町)

城願寺実平の菩提寺。




城願寺七騎堂には、頼朝が真鶴から安房へ渡る際に従った「頼朝七騎の像」が祀られています。



源頼朝挙兵


山木館襲撃~源頼朝の挙兵~

石橋山の戦い


湯河原・真鶴の源頼朝伝説


土肥祭








☆ ☆ ☆ ☆ ☆

☆ ☆ ☆ ☆ ☆


源頼朝配流の地・北条氏発祥の地

北条の里~頼朝・時政・政子めぐり~

伊豆・箱根

熱海と源頼朝の伝説

伊東で源頼朝伝説


伊豆・箱根の二所詣

伊豆山神社

箱根神社

三嶋大社



歴史めぐり源頼朝


よりともジャパン.com


2024年8月15日木曜日

死の六道と生の六道~現世と冥界を行き来した小野篁~



六道の辻にある六道珍皇寺は冥界の入口。

閻魔大王と交流していたという平安時代の公卿・小野篁は、六道珍皇寺の井戸から冥界へ行って(死の六道)、嵯峨にあった福正寺の井戸から帰ってきたのだといいます(生の六道)。

閻魔堂には、小野篁の作と伝えられる閻魔大王像や等身大の鬼を従えた小野篁像が安置されています。




嵯峨薬師寺清凉寺の塔頭。

この付近に福正寺があったのだといいます。

福正寺は廃寺となってしまいますが、嵯峨薬師寺に合併され、小野篁の作と伝えられる生六道地蔵菩薩や小野篁像などが残されています。



(大津市)

小野篁神社は、その名のとおり小野篁を祀る社。

閻魔大王の下で役人をしていたという小野篁は、紫式部の先祖・藤原高藤を閻魔大王に頼んで生き返らせたのだとか。




紫式部


源氏物語

光源氏


紫式部の京都

琵琶湖で紫式部・源氏物語

平安宮 源氏物語ゆかりの地

源氏物語 須磨・明石

宇治十帖









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


藤原道長

藤原彰子


藤原高藤と小野篁と百鬼夜行



紫式部年表


よりともジャパン.com


検索

Translate