別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2024年4月24日水曜日

越前に滞在していた宋人と藤原為時と紫式部


995年(長徳元年)、北宋の商人・朱仁聡ら70余名が若狭国に来航。

藤原道長は、彼らを越前国へ移します。

そして翌年、越前守に任じられたのは紫式部の父・藤原為時

越前国へ下向した為時は、宋人と詩をやりとりして懐柔に務めたのだとか。




為時の越前下向には紫式部も同行しました。

越前国府があった越前市武生には、紫式部の越前下向を記念して紫式部公園が整備されています。




若狭国から越前国へ移された朱仁聡らは、越前国府ではなく敦賀の松原客館に滞在していたものと考えられています。

松原客館は、宋の商人や官人の迎賓・宿泊施設で気比の松原もしくは気比神宮の近くにあったのと言われています。




為時は、得意の漢詩で宋人と交流を深めたようです。

異国の人の存在は、紫式部にも影響を与えたのかもしれません。

『源氏物語』では、光源氏は高麗人に人相占いをしてもらっています。



📎宋人と詩を唱和した紫式部の父・藤原為時




紫式部と越前国


紫式部の越前下向


琵琶湖で紫式部・源氏物語


紫きぶ七橋


光る君へ 越前 大河ドラマ館


紫式部・源氏物語・光源氏ゆかりの地めぐり~光る君へ~









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


源氏物語

光源氏


紫式部の京都

平安宮 源氏物語ゆかりの地

源氏物語 須磨・明石

宇治十帖


紫式部年表


藤原道長

藤原彰子


清少納言


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2024年4月23日火曜日

あじさい路入場券~2024年:長谷寺のアジサイ鑑賞~


鎌倉は、ゴールデンウィーク明け頃からアジサイのシーズン


あじさい鑑賞券


七色極楽浄土となる長谷寺の「あじさい散策路」は、見ごろ(五分咲き)になると拝観料とは別に入場券の購入が必要となります。


長谷寺のアジサイ



あじさい散策路が見ごろになるのは、6月に入ってから。

例年は6月中旬からですが、年々開花が早くなっているようです。

昨年、有料となったのは6月1日からでした。


「長谷寺拝観&あじさい鑑賞セット券」の事前WEB販売も予定されています。

セット券を購入すると、優先的にあじさい散策路へ入場できるようです。

詳しくは長谷寺HPで。




長谷寺のアジサイ


長谷寺アジサイ物語
観音山霊験記


長谷観音の伝説


長谷寺









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


鎌倉アジサイ特集



明月院のアジサイ

光則寺のヤマアジサイ

山あじさいの小径~浄妙寺~

新緑の庭に咲くアジサイ~旧一条恵観山荘~

アジサイ:源氏山公園・葛原岡神社

緑の庭に咲く白い紫陽花~旧一条恵観山荘~

浄妙寺のアナベル




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GW鎌倉:円覚寺舎利殿の特別公開


円覚寺舎利殿


円覚寺の塔頭正続院にある舎利殿は、鎌倉で唯一の国宝建造物。

開山堂前の昭堂(礼堂)で、仏舎利を祀っていることから「舎利殿」と呼ばれています。

現在の舎利殿は、鎌倉尼五山の一つ太平寺の仏殿が移築されたもの。


5月3日~5日に特別公開されます。

午前9時頃~午後4時半頃
(最終日は午後3時半頃 終了)


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


~尼寺太平寺~

太平寺跡碑

太平寺の仏殿は、1284年(弘安7年)頃には建てられていたと考えられています。

太平寺は、1556年(弘治2年)、安房の里見義弘が鎌倉に攻め入った際、住職の青岳尼を連れ去って妻としたことから、北条氏康(後北条氏)の怒りをかって廃寺とされてしまいました。

その後、1563年(永禄6年)の大火で正続院の諸堂が焼失してしまったことから、氏康は太平寺仏殿を移築して昭堂としたのだそうです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


~源実朝が請来した仏舎利~


舎利殿の仏舎利は、三代将軍源実朝が宋より請来したもので、大慈寺に安置されていたましたが、1285年(弘安8年)、九代執権北条貞時によって円覚寺に移されました。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


~禅宗様と大仏様~

円覚寺舎利殿

鎌倉時代には宋の建築様式が輸入され、その代表的なものが東大寺南大門にみられる「大仏様」と円覚寺舎利殿にみられる「禅宗様」です。


東大寺南大門


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


円覚寺舎利殿


円覚寺








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GW鎌倉


鎌倉アジサイ特集



小田原城あじさい花菖蒲まつり

開成町あじさいまつり


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紫式部の越前下向行列~2024年に再現される予定~


紫ゆかりの館パネル


996年(長徳2年)、紫式部は父の藤原為時が越前国司に任じられると父とともに越前国府へ赴きました。

1996年(平成8年)には、紫式部の越前下向1000年を記念して、当時の「下向の旅」が再現されています。

2024年(令和6年)にも「紫式部プロジェクト推進協議会」による「越前下向の旅」の再現が予定されているようです(10月頃)。




紫式部の越前下向の旅は・・・

都を発った一行は、鴨川を渡り粟田口から山科を経て逢坂の関を越えて大津へ。

打出浜から舟で琵琶湖西岸沿いを北上して塩津浜に上陸。

塩津山(深坂峠)を越えて敦賀へ至り、木ノ芽峠を越えて国府のある武生へ向かったとされています。








紫式部と越前国


紫式部の越前下向


琵琶湖で紫式部・源氏物語


紫きぶ七橋


光る君へ 越前 大河ドラマ館


紫式部・源氏物語・光源氏ゆかりの地めぐり~光る君へ~









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