源頼朝が創った武家政権の都「鎌倉」の歴史を中心に、関係地の伝説・文化や自然・寺社の花などの情報をお伝えします。
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別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』
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『中世歴史めぐりyoritomo-japan』
の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。
2024年3月10日日曜日
鎌倉と桜:一重と八重の花が混生する鎌倉桜
極楽寺
の本堂前に植えられているのは、一重と八重の花が混生する
「八重一重咲分け桜」
。
室町時代に
京都御所
の
紫宸殿
に植えられて「鎌倉桜」といわれた
「桐ヶ谷」
です。
八代執権の
北条時宗
お手植えと伝えられています。
毎年、
仏生会
の頃に見ごろとなります。
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☆ ☆ ☆ ☆ ☆
~鎌倉原産の桜~
(京都で人気を集めた鎌倉桜)
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~鎌倉市の木~
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~桜の次はアジサイ~
鎌倉と桜:源氏の白旗桜
オオシマザクラ
は、おしべの1本が白い旗のように細長くなった花が咲くことから「白旗桜」とも呼ばれます。
白旗といえば源氏。
源頼朝
が鎌倉を本拠とすると、材木座ではオオシマザクラが栽培されるようになります。
その過程で生まれたのが八重と一重の花が混生する突然変異種の
桐ヶ谷
。
室町時代には、
京都御所
の
紫宸殿
の左近の桜として植えられました。
桐ヶ谷
の後発品種として八重桜の
普賢象
も生まれています。
源氏山
白旗神社
鶴岡八幡宮
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~鎌倉市の木~
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~鎌倉原産の桜~
(京都で人気を集めた鎌倉桜)
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~桜の次はアジサイ~
2024年3月9日土曜日
源実朝の歌と陸奥国塩竈
「陸奥は いづくはあれど 塩釜の 浦こぐ舟の 綱手かなしも」
『古今和歌集』
にあるよみ人しらずの歌。
三代将軍
源実朝
は、この歌を本歌取りしてこう詠みました。
「世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱手かなしも」
(
『百人一首』
入選作)
源実朝歌碑
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
陸奥国の
塩竈
は、歌枕の地として知られた地。
紫式部
の
『源氏物語』
の主人公・
光源氏
のモデルの一人とされる源融は、邸宅の
河原院
に塩竈の風景を模した庭園を造営したのだといわれています。
紫式部
も陸奥国の名所絵を見て一首詠んでいます。
そして
源実朝
はこう詠みました。
「しほがまの 浦の松風 かすむなり やそしまかけて 春や立つらん」
塩竈
鎌倉と桜:ビャクシンの代わりのソメイヨシノ
建長寺
は、五代執権
北条時頼
が宋の
蘭渓道隆
を招いて開いた日本で初めての「禅専門道場」。
蘭渓道隆
は、宋から持ってきた
ビャクシン
の種を植えたのだといいます。
現在、山門前には
ソメイヨシノ
が植えられていますが、かつては六株の
ビャクシン
が植えられていたようです。
花まつり
4月8日は
花まつり
。
建長寺
では、
法堂
に花御堂が置かれ、一山の僧侶が集まって法会が行われます(降誕会)。
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~鎌倉原産の桜~
(京都で人気を集めた鎌倉桜)
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~鎌倉市の木~
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~桜の次はアジサイ~
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