別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2024年2月10日土曜日

毎年咲く桜、それでも楽しむ桜!~今年も鎌倉の桜~


そろそろ各地の河津桜が見ごろを迎えてきそうです。

源頼朝ゆかりの松田町鋸南町ではさくら祭が開催されています。


清少納言は『枕草子』にこう書き記しています。

「さて、春ごとに咲くとて、桜をよろしう思ふ人やはある」

(毎年のことだからといって、春に咲く桜の花をどうでもいいと思う人がいるのだろうか。いや、そんな人はいませんね。)

清少納言の時代にソメイヨシノはありませんので、ヤマザクラのことを言っているのでしょうか?


ヤマザクラオオシマザクラは鎌倉市の花に制定されています。





鎌倉原産の桐ヶ谷普賢象オオシマザクラの突然変異種。




ウェザーニュースによると、ソメイヨシノの開花は全国的に平年より早まる予想。

今のところ、東京の開花が3月17日、横浜は3月22日。

満開は東京が3月28日、横浜が4月2日となっています。




光明寺観桜会は3月30日(土)・31日(日)。








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鎌倉の桜


桜の開花予想・開花状況


春の光明寺展



段葛の桜~鶴岡八幡宮~

源氏池の桜~鶴岡八幡宮~

源氏山の桜~源氏山公園・葛原岡神社~

鎌倉大仏と桜

長谷寺の桜

本覚寺の枝垂れ桜

建長寺の桜

明月院の枝垂れ桜

妙本寺の桜

光明寺の桜


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~鎌倉原産の桜~
(京都で人気を集めた鎌倉桜)

桐ヶ谷~鎌倉原産の桜~

普賢象~鎌倉原産の桜~


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~鎌倉市の木~

ヤマザクラ

オオシマザクラ


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春旅!鎌倉

鎌倉GW特集


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寛和の変~藤原道兼に騙された花山天皇~


『大鏡』によると・・・

有明の月がまだ明るい時刻、藤原道兼に連れられて内裏を抜け出した花山天皇

花山寺(元慶寺)に到着すると剃髪しますが・・・

一緒に出家して弟子となる約束をしていた道兼は、

「まだ父に出家の事を告げていないので、出家前の姿を一目見せてから・・・」

と退出しようとします。

すると花山天皇

「私を騙したのだな」

と泣きながらおっしゃったのだとか。



984年(永観2年)に即位した花山天皇は、986年( 寛和2年)6月23日、元慶寺で出家。

僅か2年の在位でした。

道兼の父兼家は、一条天皇が即位したことで摂政となっています。

一条天皇の母は道兼の妹・詮子



紫式部・源氏物語・光源氏ゆかりの地めぐり~光る君へ~









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寛和の変 花山天皇が出家!~『扶桑略記』と『愚管抄』が伝える政変~


986年( 寛和2年)6月23日、花山天皇元慶寺で出家するという事件が発生(寛和の変)。

事件の首謀者は右大臣・藤原兼家

長男の道隆・次男の道綱・三男の道兼、そして僧の厳久も関与しています。


平安時代の歴史書『扶桑略記』によると

道兼と厳久が花山天皇大内裏から退出させます。

同時に道綱が神璽と宝剣を東宮に渡します。

そして、兼家が参内して諸門を固めさせ、践祚を強行しています。


慈円の『愚管抄』によると、

道兼と厳久が縫殿から花山天皇大内裏から退出させます。

急な事にためらう花山天皇に神璽と宝剣が東宮へ渡っていることを告げて、道隆道綱が神璽と宝剣を東宮の擬花舎に運びます。

そして、兼家が参内して諸門を固めさせ、五男の道長を関白・藤原頼忠のもとに遣わして政変の成就を伝えたのだといいます。





道兼と厳久に連れられた花山天皇元慶寺で剃髪。

一条天皇が即して兼家は摂政となっています。



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