別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2023年10月12日木曜日

檀林寺~赤染衛門の歌~




檀林寺は、京都五山第一位の天龍寺の地にあった寺院。

往時は塔頭十二坊を数えた大寺院でしたが廃絶。


一条天皇の中宮・藤原彰子に仕えた女流歌人・赤染衛門は、檀林寺の鐘の音が地面の下から聞こえてくるという話を聞いて、

「ありしにも あらずなりゆく 鐘の音 つき果てむこそ 哀なるべき」

と詠んでいます。









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


紫式部と越前国

源氏物語

源氏物語 須磨・明石


宇治十帖


藤原道長

藤原彰子



よりともジャパン.com


一条天皇の皇后・藤原定子の墓~鳥戸野陵~




1000年(長保2年)12月16日に崩御した一条天皇の皇后・藤原定子が葬られたのは鳥戸野陵

本人の希望により土葬されています。


定子はこの歌を遺していました。

「煙とも雲ともならぬ身なれども草葉の露をそれとながめよ」

(煙とも雲ともならない我が身ですが、草の葉の露を我が身と思って下さい)


定子の死から11年後の1011年(寛弘8年)6月22日、一条天皇が崩御します。

一条天皇は死の3日前に

「露の身の仮の宿りに君を置きて家を出でぬることぞ悲しき」

(露のようにはかない身のかりそめに宿にあなたを残して出家してしまう事は悲しい)

と詠んだのだそうです。

この歌の君とは、中宮の藤原彰子のことと考えられるが、定子のこととする説もあります。



定子の陵墓からは京都タワーが見えます。












☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


紫式部と越前国

源氏物語

源氏物語 須磨・明石


宇治十帖


藤原道長

藤原彰子



よりともジャパン.com


2023年10月11日水曜日

紫式部の泉




紫式部の泉は、京阪「石山寺」の駅前に『源氏物語絵巻』の3場面をモチーフにつくられた噴水。


柏木三

女三宮と柏木との不義の子・薫の誕生五十日の祝で、我が子ならぬ我が子を抱く光源氏。


宿木三

琵琶を弾く匂宮とそれを聞く中宮。


東屋一

物語を読み聞かせる右近と絵に見入る浮舟。





石山寺東大門

石山寺紫式部『源氏物語』を書き始めたという寺。









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


紫式部と越前国

源氏物語

源氏物語 須磨・明石


宇治十帖


藤原道長

藤原彰子



よりともジャパン.com


嵯峨に葬られた安倍晴明




1005年(寛弘2年)9月26日に85歳で没した安倍晴明

嵯峨に葬られたのだと伝えられている。




晴明墓は、晴明神社の飛び地境内で、晴明の命日には嵯峨墓所祭が斎行されている。







☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


紫式部と越前国

源氏物語

源氏物語 須磨・明石


宇治十帖


藤原道長

藤原彰子



よりともジャパン.com


2023年10月10日火曜日

斎宮邸~伊勢神宮に奉仕した斎王の居所~




斎宮邸は、伊勢神宮に奉仕した斎王の居所。

斎王は、未婚の内親王または女王のことで、賀茂神社の斎王と区別するため斎宮とも呼ばれます。

西京高校グランドの邸宅発掘調査では、「斎宮」「斎雑所」と書かれた土器などが発見され、斎宮邸の一つと判明しています。


紫式部『源氏物語』~賢木の巻~では、光源氏と深い関係にあった六条御息所の娘が伊勢神宮に仕える斎王となっています。


(西京高校前)









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


紫式部


紫式部と越前国

源氏物語

源氏物語 須磨・明石


宇治十帖


藤原道長

藤原彰子



よりともジャパン.com