【問】
鶴岡八幡宮で春に流鏑馬が行われるのはいつか。
1 4月第一日曜日
2 4月第二日曜日
3 4月第三日曜日
4 4月第四日曜日
この問題は、過去にも何度か出題されていますが、おそらく、鎌倉まつりの最終日(4月第三日曜日)に行われていた武田流流鏑馬に関する出題かと思われます。
鎌倉まつりは、4月の第二日曜日から第三日曜日の開催が恒例となっている鎌倉市観光協会主催の祭ですが・・・
ここ数年、武田流流鏑馬の奉仕はありませんでした。
2025年(令和7年)は、4月20日(第三日曜日)に鶴岡八幡宮崇敬者大祭が行われ、小笠原流流鏑馬が奉仕されています。
鶴岡八幡宮崇敬者大祭は、崇敬者(槐の会)の祭典で、10月初旬に開催されていましたが、4月に変更されたようです。
鶴岡八幡宮のホームページにも4月下旬に開催されることが記されています。
ということは、今後も鎌倉まつりの武田流流鏑馬は行われないのかもしれません。
正解は3のようですが・・・
鎌倉まつりの開催期間は毎年決定されているものですし、鶴岡八幡宮崇敬者大祭も4月第三日曜日執行と発表されているわけではないようです。
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鶴岡八幡宮の流鏑馬は、1187年(文治3年)8月15日に源頼朝が催した放生会で奉納されたことに始まるといわれています。
毎年9月の例大祭では小笠原流流鏑馬が奉仕されていますが、小笠原流流鏑馬は小笠原氏の祖小笠原長清からの受け継がれた伝統技術。
小笠原氏は甲斐源氏。
長清は、源頼朝の弓馬礼法の師範となったと伝えられ、従兄弟の武田信光・信濃国の海野幸氏・望月重隆とともに弓馬四天王と称されました。
鎌倉まつりで奉仕されてきた武田流流鏑馬は、武田信光を祖とする安芸武田氏に伝えられ、その後、若狭武田氏、細川家、竹原家と継承されてきました。
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