開山忌は、円覚寺を開いた無学祖元(仏光国師)の命日の法要。
無学祖元は、中国宋の禅僧。
八代執権北条時宗の招きにより来日し、建長寺に住しました。
のちに円覚寺の開山となり、北条氏をはじめとする鎌倉武士の教化に努め、我が国臨済宗の基礎を確立し、1286年(弘安9年)9月3日に建長寺で示寂。
建長寺には正続庵が創設されましたが、夢窓疎石によって円覚寺に移されました。
開山忌は1か月遅れの10月3日に行われています。
午前10時、一山の僧侶が正続院の舎利殿に集まり経を唱えます。
その後、正続院から仏殿に移動し、更に経が唱えられます。
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