別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2023年5月31日水曜日

上徳寺の本尊阿弥陀如来は鞭崎八幡宮にあった尊像~頼朝・家康・阿茶局~


(草津市)


鞭崎八幡宮は、源頼朝が鞭で指して神の名を訪ねたことから「鞭崎」という名がついたという社。


伝承によると・・・

木曽義仲の近江進軍により、心を悩ませていた多くの民を救うため国主が鞭崎八幡宮に参籠すると・・・

八幡神が現れて西方極楽浄土の教主である我を彫刻するよう告げたのだそうです。

この話を聞いた仏師快慶も八幡宮に参籠。

すると、西方の三尊が現れました。

そして、この三尊を彫刻すると、悩む民を救うことができたのだとか。


(京都)


上徳寺は、1603年(慶長8年)、徳川家康が側室・阿茶局を開基として創建した寺。

鞭崎八幡宮の阿弥陀如来の伝承を聞いた家康は、それを乞い求めて上徳寺の本尊としたのだといいます。

上徳寺のある塩竈は、紫式部の『源氏物語』の主人公・光源氏のモデルともいわれる源融(みなもとのとおる)の邸宅があった場所と伝えられています。




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