別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2022年8月23日火曜日

修禅寺に伝わる「頼家の仮面」と「修禅寺物語」



頼家の仮面


「頼家の仮面」は、二代将軍源頼家が幽閉されていた修禅寺に伝えられるもの。

頼家のものと伝わるだけで詳細は不明のようです。

能楽の面なのでしょうか・・・




☆ ☆ ☆ ☆ ☆


新歌舞伎作家の岡本綺堂は「頼家の仮面」を拝観して『修禅寺物語』を描いたのだそうです。


源頼家が伊豆修禅寺に流された頃、夜叉王という面作り師がいました。


頼家は、夜叉王に自分の顔の面を注文します。

しかし、何度作っても面に死相が現れ、なかなか完成させることができません。


半年が経った秋の晩、頼家は面の催促に夜叉王を訪れます。

夜叉王は「面に死相が出てしまいお渡しできない」と話すと、頼家は激怒して夜叉王を斬ろうとしますが、それを止めに入った娘の桂(かつら)が死相のある面を頼家に献上します。

桂はそのまま頼家のもとに出仕して側女となりました。


その後、頼家は討手に襲われて命を落とします。

頼家の身代わりになるため、頼家の面を付けて奮戦した桂も瀕死の状態で実家へと落ち延びます。


ところが、夜叉王は・・・

死相の現れた面は、自分の技量が足りないからではなく、頼家の運命を予言したものだったことを悟り、瀕死の娘の顔を写しとろうとするのでした・・・。






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