別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2022年6月11日土曜日

曽我兄弟の仇討ちと虎御前


虎御前は、大磯の遊女。

曽我兄弟の兄祐成の愛人でした。


(大磯町:鴫立庵)


1193年(建久4年)5月28日夜半、雷雨の中、曽我十郎祐成と曽我五郎時致の兄弟は、富士裾野で工藤祐経を殺害。

河津祐泰の仇を討ちます。

その後、祐成は仁田忠常に討たれ、時致は捕らえられて梟首されました。

この事件で、虎御前も呼び出されて尋問されますが、無罪放免されています。


曽我兄弟の墓
(富士宮市)

曽我兄弟の終焉の地を訪れた虎御前は、

「露とのみ消えにしあとを来てみれば尾花が末に秋風ぞ吹く」

と詠んだのだといいます。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

6月18日、虎御前は、祐成の三七日の忌日に箱根権現の別当行実の坊で法事を行います。

そして、箱根権現で出家

信濃の善光寺へ向かったのだそうです。


(箱根町)

曽我兄弟と虎の墓
(箱根町)

(長野市)


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

その後、大磯に戻った虎御前は、曽我兄弟の供養をしながら余生を送ったのだといいます。


(大磯町)

延台寺は、曽我兄弟を追善するために、虎御前が建てた法虎庵曽我堂をを始まりとする寺。








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