「道灌まつり」は伊勢原市の観光イベント。
伊勢原市で生涯を閉じた戦国武将・太田道灌にちなんで付けられた名称。
「太田道灌公鷹狩り行列」、「北条政子日向薬師参詣行列」は、毎年、有名人が太田道灌と北条政子に扮して行われています。
今年の太田道灌は千原兄弟の千原せいじさん。
北条政子は南海キャンディーズのしずちゃん。
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太田道灌
(伊勢原市:大慈寺)
太田道灌は戦国時代に扇谷上杉家の家宰を務めた武将。
相模国粕谷の出身と考えられています(現在の伊勢原市)。
扇谷上杉家の家名を高める働きをしましたが、主君の上杉定正の粕谷館で暗殺されてしまいました。
伊勢原市内には大慈寺と洞昌院に道灌の墓が残されています。
参考までに、鎌倉の英勝寺は道灌の旧蹟に建てられた寺。
英勝寺の裏山にも道灌の首塚があります。
道灌の鷹狩りで知られているのはヤマブキの伝説です。
(大慈寺)
(洞昌院)
(鎌倉)
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北条政子
(鎌倉:安養院)
北条政子は源頼朝の妻。
日向薬師は、次男実朝誕生の際には安産祈願所に、長女大姫の病気の際には治癒祈願所となりました。
政子自身も1210年(承元4年)6月8日、翌1211年(建暦元年)7月8日に参詣しています。
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江戸時代に盛んにおこなわれた大山詣。
招福除災を祈願して木太刀を奉納する風習がありました(納め太刀)。
源頼朝が大山寺に「武運長久」を祈願して太刀を奉納したことに始まりのだと伝えられています。