別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2015年8月9日日曜日

46000日分のパワー・・・鎌倉:四万六千日

8月10日は鎌倉の四万六千日功徳日

この日、観音さまにお参りすると46000日分の功徳が得られるといいます。




46000日÷365日=約126年

四万六千という数には、「米1升が4万6千粒ある」ということに由来すると言い、これを「人間の一生」にかけているのだとか。

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~坂東三十三箇所と源頼朝~

坂東三十三箇所は、源頼朝の観音信仰と、源平の戦いで西国に赴いた武者たちが西国三十三箇所の霊場を観たことで、鎌倉時代初期に開設につながったといいます。

その後、観音巡礼は、西国三十三箇所、坂東三十三箇所に、秩父三十四箇所が加わり、百観音巡礼として発展しました。


~観音信者の源頼朝~

観音信者だったことで知られる源頼朝

1180年(治承4年)の挙兵のときには、髷の中に京都清水寺から下された「正(聖)観音像」を納めていたといいます。

のちにその観音像は持仏堂(のちの法華堂)の本尊となりました。


(湯河原町)

しとどの窟には、頼朝の観音伝説が残されています。

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鎌倉にある坂東札所は三ヶ所。

杉本寺は午前0時開門、長谷寺は午前4時開門、安養院は午前5時開門の予定です。