別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年6月27日月曜日

鎌倉と浄土宗~法然上人八百年大御忌:光明寺~

鎌倉新仏教の一つ浄土宗は、法然を開祖としています。

法然の教えは「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば、阿弥陀の力によって極楽浄土に行くことができるというものです。

念仏を唱え信心すれば極楽往生できるという簡単な教えは、庶民に受け入れられ広まっていきます。

そして、鎌倉でも次第に広まります。


光明寺
四代執権北条経時が、
浄土宗第三祖の然阿良忠を招いて創建したと伝えられています。
https://www.yoritomo-japan.com/page135komyoji.htm


~鎌倉武士と念仏~


熊谷直実は、一ノ谷の合戦で若武者平敦盛を討ったことに無常感を深くし、仏門へ入ったといわれ、鎌倉へ帰るときも、「西方浄土に尻を向けられぬ」として、「馬首を反対にして旅した」というほどの熱心な念仏信者であったといいます。のちに法然に師事し出家しています。


1199年(正治元年)10月25日、源頼朝の追討のため結城朝光が「一万遍の念仏」を侍所に集まった御家人に勧めたことは有名な話です(このことがきっかけで梶原景時の変が起こりました。)。


二代執権北条義時は、1224年(元仁元年)6月13日、念仏を唱えながら亡くなったといいます。


お十夜法要
1495年(明応4年)、光明寺は、
御土御門天皇から「お十夜法要」が勅許されました。



現在鎌倉には、鎌倉大仏のある高徳院、長谷観音として知られる長谷寺など13の浄土宗の寺があります(参考:鎌倉:浄土宗の寺)。




法然上人八百年大御忌
今年は法然の入滅から800年目に当たります。
7月4日、5日、6日が光明寺の大御忌です。


鎌倉:浄土宗の寺
https://www.yoritomo-japan.com/tera-jyodo.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html


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