別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年5月4日水曜日

北条時宗供養の華厳塔~円覚寺塔頭黄梅院~

現在、円覚寺塔頭黄梅院のある場所には、八代執権北条時宗の菩提を弔うための華厳塔が建てられていました。



円覚寺の塔頭黄梅院は、十五世夢窓疎石の塔所です。


円覚寺境内絵図

1334年(建武元年)ないし1335年(建武2年)頃に描かれた絵図といわれています。

境内の一番奥に三重塔(華厳塔)が見えます。


円覚寺華厳塔図

時宗の三回忌に、妻覚山尼が建立した華厳塔と考えられています。

華厳塔は三間三重塔でした。

この絵図は、1335年(建武2年)頃に描かれたものと考えられています。


黄梅院絵図

1421年(応永21年)の円覚寺炎上後に再建された黄梅院の絵図です。

この時、華厳塔は再建されませんでした。

この絵図は、1423年(応永30年)に描かれたものです。


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本堂

観音堂




円覚寺


八代執権北条時宗


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