別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年1月5日月曜日

2026年午年 京都 上賀茂神社 白馬奏覧神事





上賀茂神社は、賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)を祀る社。

母は下鴨神社に祀られている玉依媛命(たまよりひめのみこと)。

神話によると・・・

玉依媛命は賀茂川(加茂川)の川上から流れてきた丹塗矢を持ち帰ったところ懐妊して男子を出産。

その男子は成長すると天に昇ってしまいますが、ある夜、夢の中に男子が現れ

「葵桂(あおいかつら)を作って飾り、を走らせて、神迎の祭を行うように」

と告げられます。

お告げのとおりに祭事を営むと、神山に賀茂別雷大神が降臨したのだとか。


玉依媛命と賀茂別雷大神~賀茂神社由来物語と葵祭~


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神の使いである馬は、飛躍と成功の縁起物。

新年に白馬を見るとか邪気が祓われるといわれています。

上賀茂神社には神山号という白馬が飼育されています。

1月7日は「白馬奏覧神事」。

宮中の白馬節会(あおうまのせちえ)を神事化したもので、神山号に大豆が与えられ国家安泰が祈願されます。

10:00~

厄除七草粥の振る舞いもあります。



上賀茂神社


神馬訪い巡り


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白馬節会

七草粥


青馬「池月」

馬頭観音


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2026年1月4日日曜日

鶴岡八幡宮の除魔神事は、角を折られて逆さに吊るされた鬼を射る!2026年1月5日


鶴岡八幡宮除魔神事は、源頼朝が幕府で行った御弓始を起源としています。



除魔神事で使用される的は、直径五尺二寸(1.5メートル)という大きなもの。

裏には「鬼」という字が書かれていますが・・・


「鬼」の字は角が除かれています。

的は、この「鬼」という字が逆さになるように設置されます。

除魔神事は、「鬼」という字を封じ込めた大的を射ることから「大的式」とも呼ばれています。 




除魔神事は1月5日10:00から。



除魔神事


初詣:鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮


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2026年1月3日土曜日

手斧始式で歌われる木遣唄~鶴岡八幡宮の新年行事 2026年1月4日~


手斧始式


1月4日は、鶴岡八幡宮手斧始式

手斧始(ちょうなはじめ)の神事は、古来より重要な工事に先立って行われた儀式。

御神木が二の鳥居から舞殿前の祭場まで運ばれ、古くから伝えられた方法で、手斧をはじめとした大工道具の所作が披露されます。

御神木を運ぶときに歌われるのが木遣唄(きやりうた)。

木遣とは、重い木材や岩などを、多人数で声を掛けたりしながら運ぶこと。

源頼朝鶴岡八幡宮を再建したときも、材木座海岸に陸揚げされた材木が木遣唄を歌いながら運ばれたのだといいます。

一説には、栄西が京都の建仁寺を建てるときに「エーイサイ、ヨーサイ」という掛け声をかけさせたことが木遣唄の始まりなのだといいますが、どうなのでしょう・・・。

栄西建仁寺を建てたのは1202年(建仁2年)、ちょっと頼朝の方が早いですかね。



手斧始式

鎌倉木遣唄は、鎌倉鳶職組合木遣唄保存会によって伝承されている民俗芸能です。

手斧始式

手斧始式は13:00からですが、御神木が運ばれるのは12:30頃からになると思います。



手斧始式

初詣:鶴岡八幡宮

鶴岡八幡宮


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2026年1月2日金曜日

本覚寺の正月は鎌倉えびす~福笹とにぎり福~


鎌倉えびす

鎌倉えびすは、本覚寺で開催される商売繁盛・家内安全を願う「えびすさん」の祭。

1月1日から3日が初えびす

1月10日が本えびす



「えびすさんのお祭り」で授与されるものといえば福笹ですが、福笹の発祥の地は京都のゑびす神社といわれています。

「ささ」は京言葉で酒を意味します。

ゑびす神社「十日ゑびす」八坂神社「蛭子船巡行」では、「商売繁盛で笹もってこい!」の掛け声がありますが・・・

「商売が繁盛したら、おささ(酒)を持ってお参りをしなさい」という意味があったのだとか。

鎌倉えびすでは、「商売繁盛 お祈り申し上げま~す」などと祈念の言葉をかけながら授けてもらえます。

笹竹は本覚寺で育った「鳳凰竹」と呼ばれるもの。

1年間葉が落ちずに飾っておけます。



人気の「にぎり福」は、可愛い顔が描かれた手作りのお守りで、同じ顔は一つもないそうです。

ご利益は愛・健・財・学・福。

毎日1回にぎるとご利益が得られるのだそうです。


本覚寺夷神

本覚寺夷神は、源頼朝が幕府の鬼門の守護神としたのが始まり。

鎌倉江の島七福神の一つです。



鎌倉えびす

本覚寺


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2026年1月1日木曜日

「船おろし」と「船祝い」~みかん撒き 鎌倉 海の新年イベント~


「船おろし」「船祝い」は、漁師さんたちの新年行事。

大漁旗を掲げた船から「みかん」を撒いて一年の豊漁と安全を祈願します。



船おろしは、坂ノ下海岸材木座海岸で行われます。

1月2日 10:00から。



船祝いは、腰越漁港で行われます。

1月4日 8:30から。

「みかん撒き」は9:00頃からになると思いますが、その前に行われる「相州神童太鼓」も見どころ。

「みかん撒き」が終わると初船出!

小動神社江の島に大漁と安全が祈願されます。




船おろし

船祝い


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謹賀新年~午年 源頼朝と馬~


あけましておめでとうございます。

2026年(令和8年)が、皆様にとって実り多き素晴らしい一年となりますようお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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新しい一年の無病息災や平安を祈って初詣に行かれる方も多いと思いますが・・・

1181年(治承5年)1月1日卯刻(午前6時頃)、源頼朝鶴岡八幡宮を参拝し、1月1日の朝を「鶴岡八幡宮へ奉幣奉るの日」と定めました。

これが初詣が広まるきっかけになったとも・・・



源頼朝の元旦初詣



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古代から馬は神聖なものとされ、人々は自然に宿る神に祈願し、生きた馬(神馬)を奉納してきました。

源頼朝北条政子の安産祈願などで神馬を奉納していました。

1月7日に白馬神事が行われる大坂の住吉大社にも神馬を奉納しています。

茨城県の鹿島神宮には、頼朝が神馬を奉納した際に寄進したという鞍(梅竹の鞍)が残されています。

鶴岡八幡宮には・・・

もちろん神馬を奉納していますが、天下泰平・五穀豊穣・厄除け・病気平癒などを願う神事として流鏑馬も奉納しています。

流鏑馬は現在でも鶴岡八幡宮の神事として行われています。

馬の代わりに木の板に馬の絵を描いて奉納するようになったのが「絵馬」。

絵馬の発祥地は、源義経も祈願したという京都の貴船神社が有力です。


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頼朝の愛馬というと「磨墨」「池月」

頼朝はこの2頭を1180年(治承4年)の挙兵の際(鎌倉入りの前)に得ました。

特に「池月」は青い毛並みで白の斑点を浮かべた馬だったのだとか。

古代日本の宮中では、年頭に青馬を見ると年中の邪気を除くとされ、白馬(青馬)節会が催されてきました。

京都の上賀茂神社の「白馬奏覧神事」(はくばそうらんしんじ)、大阪の住吉大社の「白馬神事」(あおうましんじ)は宮中の「白馬節会」を伝承しています。

茨城県の鹿島神宮の「白馬祭」(おうめさい)は、頼朝の又甥にあたる四代将軍藤原頼経が宮中よりもたらした祭事と伝えられています。



白馬節会


青馬「池月」

馬頭観音



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