別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2024年3月17日日曜日

別願寺の一夜菜稲荷~疫病から人々を救った鎌倉の稲荷神~




伝承によると、名越で疫病が流行った時、ある者の夢の中に佐助稲荷の化身という白髪の老人が現れ、「祠の前に菜種を蒔いて、それを服用すれば必ず効験がある」と告げられた。

祠の前に種を蒔くと一夜にして育ち、罹病した者がたちどころに平癒したのだとか。




別願寺は、鎌倉公方代々の菩提寺であり、鎌倉での時宗の中心として栄えた寺。




伏見稲荷大社は、全国の稲荷神社の総本社。

清少納言源頼朝が信仰した農耕の神・疫病を鎮める神。









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開成町あじさいまつり2024


開成町のあじさいの里は、田植えを終えたばかりの水田とアジサイの風景を楽しむことができる所。

農道や水路沿いで約5000株のアジサイが植栽され、毎年「開成町あじさいまつり」が開催されています。

2024年の「開成町あじさいまつり」は、

6月8日(土)~16日(日)。














開成町あじさいまつり

小田原城あじさい花菖蒲まつり

長尾の里あじさいまつり

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鶴岡八幡宮の「漢竹・呉竹」と清少納言の「この君」


漢竹・呉竹


鶴岡八幡宮の漢竹(右)・呉竹(左)は京都御所清涼殿のものを模したもの。

源氏池畔の神苑ぼたん庭園に置かれています。

漢竹は、府中の大国魂神社の矢竹を株分けしたもので、1180年(治承4年)、源頼朝鎌倉入りをする際に挿した矢が根付いたものと伝えられています。



京都御所の漢竹

京都御所の呉竹


京都御所は、1331年(元弘元年)、鎌倉幕府が擁立した光厳天皇が即位して以来、1869年(明治2年)に明治天皇が東京に移るまでの約500年間、天皇の御所として使用されました。

漢竹・呉竹は、それ以前の平安宮内裏にも植えられていたようです。

その年代は明らかではありませんが、清少納言の『枕草子』には呉竹が登場します。


五月頃の月もなくてとても暗い夜の事。

殿上人たちが中宮・藤原定子の女房たちを騒がしく呼び出し、無言で「呉竹」を差し入れます。

様子を見に出た清少納言は、

「この君だったのね」

と言ったのだとか。

「この君」とは、中国晋代の書家で竹を愛した王子猷の「何可一日無此君」という故事からのもので、竹の異称らしい。

「何可一日無此君」=(この君なしには一日もいられない)

藤原行成に知識の深さを褒められた清少納言は、

「竹の名とも知らぬものを」

と謙遜して答えたのだとか。


清少納言一条天皇の中宮・藤原定子に仕えたのは、993年(正暦4年)頃だと言われていますので、漢竹・呉竹は平安時代中期には平安宮に植えられていたようです。





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2024年3月16日土曜日

鶴岡八幡宮の春ぼたん2024/03/16




鶴岡八幡宮神苑ぼたん庭園が開園しました。

3月下旬には春ぼたんの上にソメイヨシノも咲き始めると思います。


入園料は500円。

9:00~16:30








春ぼたん


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