江戸幕府の初代将軍徳川家康は、１６１６年（元和２年）４月１７日、駿府城で死去。
『徳川実紀』によると・・・
家康は側近の崇伝・天海・本多正純を呼んで、次のように遺言したのだといいます。
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遺体は久能山に埋葬すること。
（久能山）
遺命のとおり、遺骸はその日のうちに久能山に葬られ、翌年には東照社が建立されます。
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葬儀は江戸の増上寺で行なうこと。
増上寺は、徳川将軍家の菩提寺。
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位牌は三河国の大樹寺に納めること。
大樹寺は、家康の誕生地・岡崎城の北にある徳川将軍家と松平家の菩提寺。
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下野国の日光山に小堂を造営すること。
日光東照宮は、江戸北方の守護神。
増上寺ー江戸城ー日光東照宮は一直線上に存在する！
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京都の南禅寺の金地院に小堂を造営すること。
金地院東照宮は、崇伝が南禅寺の塔頭金地院に建立。
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（日光）
久能山に土葬された家康の遺骸は、１年後、日光に改葬されたのだとされています。
ただ、１年で白骨化したとは考えにくいことから、改葬は難しいのではないかという説があります。
