円覚寺の洪鐘祭は、61年目ごと(60年に一度)に行われる弁財天の祭礼。
江戸時代最後の祭礼は1840年(天保11年)。
その次は1901年(明治34年)。
そして前回が1965年(昭和40年)。
「60年に一度になってないじゃないか」というご意見もあるのかと思いますが、明治期の祭礼は農作物不作のため1年延期され、昭和期の祭礼は5年延期されたのだそうです(理由は不明ですが。)。
洪鐘祭は庚子年に行われることが多く、江戸時代最後の1840年(天保11年)は庚子年。
明治期に予定されていた1900年(明治33年)は庚子年。
昭和期に予定されていた1960年(昭和35年)は庚子年。
祭礼が予定されていた年で計算すれば、ピタリ60年ごと。
とすると・・・
2020年(令和2年)は庚子年。
今のところ、何の発表もないようですが、もしかすると来年を予定しているのかも。
前回開催から単純に60年とすると2025年(令和7年)になりますが・・・
★洪鐘祭は2020年(令和2年)10月に開催される予定!
面掛行列
これまでの洪鐘祭の祭礼行列には、かつて八雲神社の例大祭で行われていた面掛行列も参加していたようです。
八雲神社の面掛行列は、前回の洪鐘祭を最後に行われなくなってしまったようですが、もしかすると、次回の洪鐘祭で復活するのかも。
参考までに、祭礼行列には洪鐘も登場するようですが、本物ではなく模造の鐘のようです。
弁財天神輿
※画像は『円覚寺弁才天洪鐘祭附祭絵巻研究成果報告書』より。
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