(涅槃図に描かれている白い象)
釈迦の生母はマーヤー(摩耶)夫人。
摩耶夫人は、釈迦族の王・シュットーダナ(浄飯)の妃となってから、ながらく子供に恵まれませんでしたが、ある日の、天から白象が降りてきて、自分の右わきから胎内に入る夢を見て懐妊したのだといいます。
そして、4月8日、王子を出産。
王子はシッダールタ(悉達多)と名付けられました。
その名には、一切の願いが成就したという意味がありましたが、摩耶夫人は悉達多を産んで7日後に亡くなってしまったのだそうです。
摩耶夫人が見た夢は「世界中の人々を救う偉大な王子が生まれる」というお告げだったのだそうです。
仏教国のタイでは、象を神聖化して、中でも白い象は釈迦の化身とされているようです。
4月8日の釈迦の誕生日には各寺で花まつり(降誕会・灌仏会)が執り行われます。
そして・・・
釈迦が入滅した2月15日には、各寺で涅槃会が執り行われます。
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