別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年6月24日日曜日

茅の輪~素戔嗚尊と蘇民将来の伝説~

 鶴岡八幡宮の茅の輪くぐり


茅の輪は、茅萱(ちがや)で作った大きな輪。

茅萱は邪気を祓い除けるといわれ、夏越の祓(なごしのはらえ)には、茅の輪をくぐりを行って無病息災を祈ります。


何故、茅の輪をくぐるのか・・・

それは、京都の八坂神社の祭神・素戔嗚尊(すさのをのみこと)と蘇民将来(そみんしょうらい)の伝説から始まるようです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

~素戔嗚尊の茅の輪と蘇民将来~

遠い昔のこと。

嫁探しの旅に出た素戔嗚尊。

大金持ちの蘇民巨旦(そみんごたん)に一夜の宿を求めますが断られてしまいます。

そんな素戔嗚尊を貧しいながらも持てなしたのが兄の蘇民将来。

素戔嗚尊は「あなたの子孫は末代まで私が護ってあげよう」 と言って蘇民将来に茅の輪を渡します。

その後、疫病が流行った時・・・

蘇民将来はその茅の輪を腰に巻いていたおかげで助かり、弟の蘇民巨旦は一家全員死んでしまったそうです。

ということで、茅の輪は疫病を退散させるお守りでした。

それが次第に大きくなり、くぐって無病息災を祈願するようになったのだとか・・・。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 八坂神社の粽

八坂神社の祭礼・祇園祭で授与されるは、笹の葉で作られた厄病・災難除けのお守り。

「蘇民将来子孫也」という護符が貼られています。



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