小学校の遠足のときには、バスの中で聞いたような気がします。
七里ヶ浜の いそ伝い
稲村ヶ崎 名将の
剣(つるぎ)投ぜし 古戦場
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極楽寺坂 越え行けば
長谷観音の 堂近く
露坐(ろざ)の大仏 おわします
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由比の浜辺を 右に見て
雪の下村 過ぎ行けば
八幡宮の 御社(おんやしろ)
上るや石の きざはしの
左に高き 大銀杏(おおいちょう)
問わばや遠き 世々の跡
鶴岡八幡宮の本宮へと上る大石段の左には大銀杏が聳えていました。
しかし、昨年倒伏してしまいました(参考:鶴岡八幡宮の大銀杏)。
現在の様子 |
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若宮堂の 舞の袖
しずのおだまき くりかえしかえせし人を しのびつつ
源義経の愛妾静御前は、鶴岡八幡宮の若宮の回廊で、義経を慕う舞を披露しました(参考:静の舞)。
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鎌倉宮に もうでては
尽きせぬ親王(みこ)の みうらみに
悲憤の涙 わきぬべし
護良親王は、鎌倉宮本殿裏にある土牢に幽閉されていたといいます。そして、足利直義に暗殺されました(参考:護良親王の墓)。
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歴史は長き 七百年
興亡すべて ゆめに似て
英雄墓は こけ蒸しぬ
鎌倉に武家の都を築いた源頼朝は、1199年(正治元年)正月13日に亡くなりました(参考:法華堂跡)。
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建長 円覚 古寺の
山門高き 松風に
昔の音や こもるらん