別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年12月26日月曜日

材木座:五所神社の板碑

材木座の鎮守五所神社の板碑は、弘長二年(1262年)銘のある国の認定重要美術品。




高さ134㎝・上部幅42㎝・下部幅43㎝。

もとは、明治初期に廃寺となった感応寺に置かれていたもので、『新編相模国風土記稿』には、「境内(感応寺)に倶利伽羅龍王の古碑あり」とあるようです。

中央の大日如来を表す種子「バン」は、剣に巻き付いた龍を表現しています。

これは、「大日如来が変じて不動明王となり不動明王が変じて剣となった」ということを表現しているのだといいます。

※「倶利伽羅龍王」は、剣を飲む龍の姿をしている。
※「種子」(しゅじ)とは、仏尊を表す真言。





光明寺の阿弥陀如来の種子「キリク」が刻まれた板碑も弘長二年銘のあるもので、五所神社の板碑と対をなすものと考えられているようです。

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乱橋手摺石

摩利支天

三光尊石上稲荷

包装老婆さんの石

諏訪神社

御嶽信仰碑

お春像

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五所神社


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