別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2025年3月5日水曜日

源頼朝と江の島弁財天~湘南江の島春まつり~


『吾妻鏡』によると・・・

1182年(養和2年)4月5日、江の島では奥州平泉藤原秀衡を調伏するため文覚が勧請した弁財天の開眼供養が行われました。

源頼朝もそれに立ち会うため、足利義兼北条時政・新田義重・畠山重忠下河辺行平・下河辺政義・結城朝光上総広常足立遠元土肥実平・宇佐美実政・佐々木定綱佐々木盛綱和田義盛三浦義連・佐野忠家らを伴なって江の島に出かけています。

そして、鳥居を寄進。

帰りには金洗沢七里ヶ浜)で牛追物が催され、下河辺行平和田義盛・小山田重成・愛甲季隆などが褒美を与えられています。

文覚江の島に籠もり、4月26日、御所を訪れて21日間の断食をして祈りを捧げたことを報告しています。



江島神社奉安殿

江島神社辺津宮にある奉安殿には、源頼朝文覚に命じて勧請したと伝えられてきた八臂弁財天と、裸弁財天として知られる妙音弁財天が安置されています。



伝源頼朝寄進の鳥居

江島神社奥津宮入口の石鳥居は、頼朝が寄進したもの伝えられています。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


江島神社は明、治の神仏分離まで金亀山与願寺と呼ばれていました。

与願寺は、源頼朝が弁財天を勧請したときに創建されたとする説もあるようです。

3月8日(土)・9(日)は、「湘南江の島春まつり」

源頼朝江の島を訪れたた時の様子を再現した武者行列が江の島弁財天仲見世通りを練り歩きます。

片瀬東浜では流鏑馬も行われます。



江の島武者行列


江の島流鏑馬



江の島弁財天

巳年だ!蛇だ!弁財天だ!


江の島









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