別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年4月21日日曜日

鎌倉のGW2013・・・円覚寺舎利殿特別拝観

5月3日~5日

円覚寺の国宝「舎利殿」の特別拝観が行われます。






円覚寺の開山無学祖元の塔所正続院にある「舎利殿」は、鎌倉の建造物の中では唯一「国宝」に指定されています。

室町時代中期(15世紀)頃の建築物と推定され、日本最古の唐様(禅宗様)建築物です。

もとは西御門にあった鎌倉尼五山第一位の格式をほこった「太平寺」の仏殿でした。



「舎利殿」には、1216年(建保4年)、三代将軍源実朝が宋の能仁寺より請来した「仏舎利」(釈迦の骨(右奥歯))が納められています。

仏舎利は、源頼朝が創建した勝長寿院に安置された後、源実朝が創建した大慈寺に納められいました。

のちに九代執権北条貞時によって円覚寺に移され、現在は、正続院「舎利殿」に納められていると伝えられています。

※1285年(弘安8年)、北条貞時は仏舎利を納めるため、円覚寺に祥勝院という堂宇を建立しています。その跡に建てられたのが正続院です。



「舎利殿」の背後は、「木造仏光国師坐像」が安置されている開山堂です。

仏光国師(無学祖元)は宋の禅僧で、八代執権北条時宗の招きにより来日し、建長寺に住した後、 円覚寺の開山に迎えられました。

「木造仏光国師坐像」は頂相彫刻の秀作で国の重要文化財です。







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