別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


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2014年10月24日金曜日

鎌倉十井

鎌倉十井(かまくらじっせい)は、鎌倉観光が盛んになった江戸時代に紹介された井戸。


(くろがねのい) 


小町通りのはずれにある井戸。鉄観音像の伝説が残されています。


(そこぬけのい)

海蔵寺の門前にある井戸。

安達泰盛の娘(千代能)が悟りを得たときの伝説が残されています。

「千代能がいだく桶の底抜けて水たまらねば月もやどらじ」


(いずみのい)

浄光明寺の先にある井戸。


(ちょうしのい)

長勝寺門前の住宅地の中にある井戸。

水の出口が「お銚子」の口に似ているため付けられた名。


(ほしのい)

虚空蔵堂の下にある井戸。

「星月ノ井」又は「星月夜ノ井」とも呼ばれ、井戸を覗くと星が輝いて見えたという伝説が残されています。


(ろっかくのい)

井戸は八角ですが、鎌倉側に六角、小坪側に二角であることから「六角ノ井」と呼ばれているそうです。

必殺必中の弓と言われた源為朝の伝説が残されています。


(つるべのい)

明月院の境内にある井戸。現在も使用されています。


(かんろのい)

浄智寺の門前にある井戸。

不老不死の水と呼ばれていました。



この他に、覚園寺の「棟立ノ井」と、扇ヶ谷個人邸内の「扇ノ井」がありますが、通常は拝観できません。






鎌倉手帳


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