別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2012年1月27日金曜日

実朝桜・・・鶴岡八幡宮

昨年(平成23年)6月に、鶴岡八幡宮流鏑馬馬場に植樹された「実朝桜」。


実朝桜
「実朝桜」は、秦野市で知られる「八重桜」。
隣には、静御前の伝説がのこる「静桜」が植えられています。

奉献 実朝桜 平成23年6月吉日
古都鎌倉を愛する会
秦野市実朝まつり実行委員会
「風さわぐをちの外山に雲晴れて桜にくもる春の夜の月」

源実朝 

秦野市の「実朝まつり実行委員会」は、毎年11月に行われる「実朝まつり」の企画・運営をしている組織なのだそうです。


秦野市にある源実朝公御首塚


『吾妻鏡』によれば・・・

1219年(建保7年)1月27日、源実朝は甥の公暁によって暗殺されました(源実朝の暗殺)。

公暁は、実朝の首を持って三浦義村邸に向かいますが、義村の命を受けた長尾定景によって討ち取られてしまいます。

ただ・・・、実朝の首は見つかりませんでした。

実朝の亡骸は、首のないまま勝長寿院に葬られたといいます。

公暁と源実朝暗殺・・・源氏の滅亡

しかし・・・

秦野市の伝えられている話では、義村の家臣武常晴は、実朝の首を拾い上げ、波多野氏を頼って葬ったのだといいます。

それに関連がありそうな伝説が鎌倉にも残されています。

龍寳寺のある谷は、「七騎谷」と呼ばれています。

この「七騎谷」は、実朝の首を持った七騎の武士が「追手を逃れて逃げ込んだ谷」だからそう呼ばれるようになったのだといいます。

源実朝の首と七騎谷の伝説~鎌倉:龍寳寺~


源実朝の五輪塔
首塚に建てられたという木製の五輪塔です。
鎌倉国宝館に寄託されています。


鎌倉手帳
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