別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




okadoのブログは、『中世歴史めぐりyoritomo-japan』の別冊。
京都・奈良・平泉・鎌倉などの寺社・歴史・人物・伝説・文化・自然・花などの情報をお伝えします。


2026年3月9日月曜日

「100年フード」に認定された建長寺の「けんちん汁」


2026年(令和8年)2月27日、文化庁は令和7年度認定の「100年フード」を発表。

建長寺発祥といわれる「建長汁」(けんちん汁)が「有識者特別賞」を受賞しました。

「100年フード」とは、地域で世代を超えて受け継がれてきた多様な食文化を、100年先まで続く文化として継承していくために文化庁が認定する制度。

「有識者特別賞」とは、認定基準を満たしたもののうち、有識者からの評価が特に高かった食文化に贈られる賞。




「建長汁」(けんちん汁)は、建長寺開山の蘭渓道隆が伝えた汁物で、「ごぼう」・「大根」・「里いも」などを胡麻油で炒め、昆布や椎茸からとった「だし汁」を加え、「醤油」や「味噌」で味付けした精進料理。

建長寺は今も昔も全国から修行僧が集まる場。

「建長汁」(けんちん汁)は日本各地で食されていますが、建長寺で修業した僧侶が全国に伝えていったという説も。


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間もなく花見の季節。

建長寺の山門前の桜のアーチは、鶴岡八幡宮の段葛源氏池源氏山公園と並ぶ人気の花見スポット!

根菜たっぷりの温かい「けんちん汁」は、花冷えする春先のお花見に最適です。

建長寺門前の点心庵の「けんちん汁」は、建長寺から調理法を指導してもらったという建長寺公認の精進料理。



けんちん汁


建長寺の桜


建長寺


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鎌倉の桜


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鶴岡八幡宮の桜2026 ~桜並木の段葛と桜が水面に垂れる源氏池~



鶴岡八幡宮の参道段葛は、源頼朝北条政子の安産祈願のために造営させた古道。

春には頼朝が政子に贈る「桜の道」になります。

3月8日現在のウェザーニュース予想では・・・

3月25日開花
4月2日満開



鶴岡八幡宮源平池源頼朝が造営させた放生池。

源氏池の畔にはソメイヨシノが植えられ、春には「桜の池」に。

3月8日現在のウェザーニュース予想では・・・

3月24日開花
4月1日満開


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段葛の桜~鶴岡八幡宮~

源氏池の桜~鶴岡八幡宮~


鶴岡八幡宮


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鎌倉の桜


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2026年3月8日日曜日

義高ウォーク2026~GW木曽義高を偲ぶ歴史ウォーキングイベント~




「義高ウォーク」は、入間川で非業の死を遂げた木曽義高(源義高)を偲んで開催されている歴史ウォーキングイベント。


義高は木曽義仲の嫡男。

人質として鎌倉に送られていましたが、1184年(寿永3年)2月、源頼朝が義仲を滅ぼすと、4月、婚約者だったという頼朝の長女大姫の計らいで鎌倉から逃亡。

4月26日、入間川で討手追いつかれ殺害されてしまいますがが、義高は鎌倉街道を祖父源義賢ゆかり大蔵、父義仲を救った畠山重能ゆかりの菅谷方面を目指していたのだといわれています。

「義高ウォーク」は、狭山市駅西口市民広場から→義高を祀る清水八幡宮義高の鯉のぼり会場→義高を助けた影隠地蔵などを巡って→嵐山町の大蔵館を目指します(約24km)。





【開催日】
2026年5月4日(月祝)

【集合場所」
西武新宿線狭山市駅西口市民広場

【受付時間】
 7:20~9:20

【出発式】
 8:00~

【出発】
 8:30~ 

【参加費】
1000円(中学生以下無料)


参加申込みはここから
(QRコードを読み込むかクリック・タップ)
 ↓


こちらからも
(弁当800円が用意されます)  ↓


フォームでの申込は4月27日まで。

それ以降は5月1日まで電話で受付しています。


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記念の缶バッジ




大姫コースは清水八幡宮影隠地蔵などを巡る市内約3㎞のショートコース。
9:00~10:30

参加100円
申込不要

缶バッジは先着50名。



義高の鯉のぼり


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木曽義高の誅殺

大姫

北条政子


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竹中半兵衛の「十面埋伏の計」~織田信長を敗走させた新加納の戦い~




新加納の戦いは、美濃の稲葉山城を攻略したい織田信長と稲葉山城を本拠としていた斎藤龍興との合戦。


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1556年(弘治2年)、舅の斎藤道三が戦死した後、幾度も美濃に侵攻するも攻略できなかった信長。

何とかしたい信長は、1563年(永禄6年)4月、木曽川を渡って美濃国へ侵入し、新加納(現在の岐阜県各務原市付近)でで龍興軍と激突しました。

兵力では勝っていたといわれている信長軍がですが、龍興の家臣・竹中半兵衛の伏兵策に翻弄されて大敗北を喫してしまいます。


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十面埋伏の計

竹中半兵衛のとった作戦は・・・

稲葉山へと進軍する信長軍に対し、美濃勢は抵抗しきれないとみせかけるため後退を始めます。

信長軍は一挙に稲葉山城に迫ろうとしますが、敵を十分に引き入れたと判断した竹中半兵衛は反撃命令を発します。

待ち構えていた美濃勢が信長軍へ突入すると、信長軍は総崩れとなって全滅寸前にまで追い詰められ、信長は尾張に逃げ帰ったのだとか。

この作戦は、四方八方に伏兵を配置して敵を囲み、逃げ場を失わせる「十面埋伏の計」を応用したものだったと伝えられています。


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木下藤吉郎秀吉は?

この合戦で殿(しんがり)を命じられていた木下藤吉郎秀吉は、総崩れとなった信長軍の後方に陣を構えていましたが・・・

「信長本陣が危うい!」との知らせ届いても、一向に動こうとしません。

やがて、夕暮れが迫ろうとした頃、秀吉が筵端(むしろばた)を高く掲げさせると、稲葉山一帯に松明の火が転々と浮かび上がります。

秀吉が狩り出していた尾張の百姓の仕業でした。

慌てた美濃勢が包囲をといて城へ引きあげてしまったため、竹中半兵衛は信長を打ち漏らしてしまったのだとか。


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稲葉山城を占拠した半兵衛

新加納の戦いの翌年、竹中半兵衛は、たった16人の手勢で難攻不落といわれた稲葉山城を占拠。

斎藤龍興の乱政を諫めるためと伝えられています。

織田信長は「城を譲れば美濃の半分を与える」と持ちかけたようですが、半兵衛はこれを断り、半年後には龍興に城を返却して隠遁。

この事件を機に美濃への圧力を強めた信長は、1567年(永禄10年)、美濃へ侵攻。

斎藤龍興が稲葉山城を追われと、半兵衛は斎藤家を去っています。

その後、半兵衛は、北近江の浅井長政、織田信長、次いで羽柴(豊臣)秀吉に仕えることに。


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岐阜城は、稲葉山城と呼ばれた山城。

源頼朝頼家に仕えた二階堂行政が築いた砦が始まりとする伝承もありますが、本格的な築城は戦国時代。

1539年(天文8年)、斎藤利政(道三)・義龍・龍興の三代の居城でしたが・・・

1567年(永禄10年)、織田信長が奪取(稲葉山城の戦い)。


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大和郡山城


大納言塚


豊臣秀長


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鶴岡八幡宮の春ぼたん 2026年3月20日から ~桜と牡丹の競演~


桜と春ぼたん


ウェザーニュースの開花予想によると、2026年の鎌倉の桜は平年より早め開花が予想されています。

鶴岡八幡宮源氏池「水面に垂れ下る桜」で知られていますが、その桜の下で咲くのがの「春ぼたん」

3月下旬には桜も見ごろとなって、競演を見ることができるのかと。

神苑ぼたん庭園は、3月20日開園の予定。

入園料
500円。

開園時間
9:00~16:30


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源氏池では、京都御所に植えられたという鎌倉原産の桐ヶ谷も。





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春ぼたん


段葛の桜~鶴岡八幡宮~

源氏池の桜~鶴岡八幡宮~


鶴岡八幡宮


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鎌倉の桜


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2026年3月7日土曜日

静桜~静御前終焉の地に咲く桜~




埼玉県久喜市の静御前の墓に咲く静桜は、5枚の花弁の中に、おしべが花びらのように変化した旗弁(はたべん)が混じる珍しい桜。

静御前源義経の菩提を弔うために植えた桜が名の起こりと伝えられています。

例年の見ごろは4月中旬。


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1185年(文治元年)、義経が兄源頼朝の不興を買って都落ちしたときも行動を共にしていた静御前

しかし、逃亡途中の吉野山で別れることに。

義経と別れた後、捕えられて鎌倉に送られた静は、1186年(文治2年)4月8日、頼朝の命により鶴岡八幡宮で舞を奉納。

義経を慕う舞に頼朝は激怒しますが、北条政子を感動させる素晴らしい舞だったのだとか。

閏7月29日、静は鎌倉で義経の子を出産しますが、生まれた子は男子だったため殺され、9月16日、傷心のまま鎌倉を離れて京へ向かったのだといわれています。

一方、吉野山で別れた義経は、1187年(文治3年)、奥州平泉藤原秀衡のもとへ。

久喜市の伝承によると・・・

静は義経のいる平泉へと向かいますが、1189年(文治5年)閏4月30日、義経は平泉の衣川館で自刃。

下総国下河辺荘伊坂(現在の久喜市栗橋)で義経の死を知って病気となった静は、9月15日、伊坂の地で亡くなったのだとか。


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静桜~静御前終焉の地に咲く桜~


静の舞

静の舞


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鎌倉の桜


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