別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2011年9月22日木曜日

十夜法要~光明寺~

「十夜法要」とは、浄土宗の寺院で行われる念仏行事です。

鎌倉の総本山光明寺では、10月12日夜から15日朝までの間に行われ、関東一円から念仏宗徒が集まり、絶えず御詠歌や念仏が唱えられます。




十夜の念仏会は、平安時代に慈覚が唐の清涼山から比叡山に伝えたものといわれ、室町時代になって後花園天皇が京都東山の真如堂に伝えました。

そして、享徳年間(1452年~55年)、平貞国が、その真如堂に籠もって、10月6日から15日までの10日間にわたって勤行したのが、現在の「十夜法要」のはじまりと伝えられています。




光明寺は、第八世観誉祐崇が後土御門天皇の帰依を受けたことにより、1495年(明応4年)、勅願寺と定められました。

「十夜法要」もこのときに勅許され、以来、500年にもわたって営まれています。


三日三晩、念仏や御詠歌を唱えると・・・

千日の修行に値するといわれています。


「十夜法要」の期間は山門の楼上に上がることができます。

楼上には、釈迦三尊、四天王、十六羅漢が祀られています。





「天照山」の扁額
1436年(永享8年)後花園天皇から賜った扁額



総門から山門大殿(本堂)までの間には、さまざまな露店が並びます。







かつては、「お十夜の植木市」が名物で、
総門の外には、多くの植木屋が店を出していたそうです。


大聖閣の扉も開かれます。

九品寺
「十夜法要」の練行列は、九品寺から出発します。
(参考:光明寺:お十夜


お十夜法要
https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/jyuuya.htm
光明寺
https://www.yoritomo-japan.com/page135komyoji.htm
鎌倉手帳
https://www.yoritomo-japan.com/kamakura.html


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