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2024年2月14日水曜日

藤原道長が選んだ白楽天の詩と望月の歌~光る君へ第6話~


望月の歌



「光る君へ」第6話の漢詩の会で藤原道長は白楽天(白居易)の詩を選びました。

「歌詞の酒は十分あるが君をおいて誰と飲もうか

宮中の菊花を手に満たして私は独り君を思う

君を思いながら菊の傍らの立って

一日中君が作った詩を吟じ空しく過ごした」


「尽日吟君詠菊詩」
(一日中君が詠んだ菊の詩を吟じた)

これは、白楽天が親友だった元微之(元稹)を思いやって詠んだ詩らしい。

藤原実資の『小右記』によると・・・

道長「望月の歌」を詠んだ時、実資は返歌を頼まれますが、

「美事な御歌で返歌のしようがありません。

皆でこの歌を詠じてはいかがか」

と申し上げて、出席者一同が望月の歌を数回詠ったのだといいいます。

元微之の菊の詩に感動した白楽天の故事に倣ったのだとか。




次回は
打毬(だきゅう)



紫式部・源氏物語・光源氏ゆかりの地めぐり~光る君へ~









☆ ☆ ☆ ☆ ☆


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