「光る君へ」第6話で藤原公任が詠んだ詩は、漢詩集『本朝麗藻』に収録されたもの。
「一時過境無俗物 莫道醺々漫酔吟」
1005年(寛弘2年)5月に藤原道長邸で行われた詩会で詠んでもの。
「一時過境無俗物」(一時境に過きるに俗物無し)の「境」は道長邸を表しているのだとか。
「聖明治蹟何相致 貞観遺風觸眼看」
1005年(寛弘2年)11月に飛香舍で行われた一条天皇の第一皇子・敦康親王の読書始のときに詠んだもの。
『本朝麗藻』には、一条天皇・具平親王・藤原道長・藤原伊周や紫式部の父藤原為時・赤染衛門の夫大江匡衡の詩も収録されています。
次回は
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