「光る君へ」第8話で・・・
散楽一座の直秀はまひろに語っていました。
丹後・播磨・筑紫で暮らしたことがあると。
「都の外には海がある。
海の向こうには彼の国がある。
晴れた日には彼の国の陸地が見える。
海には漁師がおり、山には木こりがおり、彼の国と商いをする商人もいる・・・
都は山に囲まれた鳥籠だ」
直秀は殺されてしまいましたが・・・
まひろは父の為時に同行して海のある越前国へ。
996年(長徳元年)、紫式部は越前に下向します。
当時、越前には彼の国の商人・朱仁聡が滞在していました。
紫式部の父・為時は、彼の国の人と漢詩のやりとりをしたのだといいます。
紫式部も『紫式部集』に「唐人見に行かむといひける人(藤原宣孝)の・・・」と記しています。
恵心僧都も朱仁聡を訪れています。
恵心僧都は『源氏物語』の「宇治十帖」に登場する横川の僧都のモデルともいわれています。
「光る君へ」第8話では、敦賀の松原客館に立ち寄っていましたが・・・
直秀の事も思い出すのでしょうか?
☆ ☆ ☆ ☆ ☆