葵祭は平安時代から続く祭事。
上賀茂神社と下鴨神社の例祭です。
祭の見どころは路頭の儀(行列)。
特に斎王代の行列が人気のようです。
斎王代とは、かつて賀茂神社に奉仕していた斎王の代理。
斎王には、未婚の内親王または女王がなっていました。
初代は、嵯峨天皇の皇女・有智子内親王。
第三十五代で、後鳥羽天皇の皇女・礼子内親王が退下するまでの約400年間続きました。
村上天皇の第十皇女・選子内親王は、歴代最長の期間を斎王であり続け、大斎院と称されました。
(檪谷七野神社)
斎王の住まいは賀茂斎院(紫野斎院)と呼ばれていました。
4月中の酉の日に催された葵祭では、斎王は賀茂斎院を出御し、下鴨神社を参拝した後、上賀茂神社を参拝。
翌日に還御したのだといいます。
1212年(建暦2年)に第35代・礼子内親王が退下した後、承久の乱の混乱などもあって廃絶したそうです。
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