真如堂の本尊・阿弥陀如来の脇侍の不動明王は、平安時代に活躍した陰陽師・安倍晴明の念持仏。
晴明が横死したときに閻魔大王に頼んで蘇生させたという伝説の像。
不慮の死で閻魔大王の裁判を受けることとなった安倍晴明。
そこへ不動明王が現れて晴明の命乞いをします。
その願いを聞き届けた閻魔大王は晴明に
「天寿を全うでき、死後にこの印を持ってきた者は必ず極楽往生できる五行之印(決定往生の秘印)」
を授けます。
蘇った晴明は、85歳まで生き、多くの人々に印を施したのだとか。
真如堂は、984年(永観2年)、藤原詮子の離宮に比叡山の常行堂にあった阿弥陀如来を安置したことに始まります。
阿弥陀如来は慈覚大師円仁の作で「うなづきの弥陀」と呼ばれています。
晴明神社は、晴明の死後、一条天皇が晴明の偉業を讃えるために創建。
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