「どうする家康」で、巫女的な感じで三河一向一揆の場面に登場していたミステリアスな女性。
ドラマ中の武田信玄の言葉によると望月千代。
おそらく、信濃国望月城主・望月盛時の妻・望月千代女(もちづき ちよじょ)のことなのでしょう。
望月氏は、信濃国佐久郡望月地方を本貫地とした武家。
千代女の父・望月盛時は、木曽義仲に仕えた望月重隆の子孫。
1180年(治承4年)、義仲は、伊豆国の源頼朝や甲斐国の武田信義と同じく、平家打倒の令旨を受け取り挙兵をした信濃国の源氏。
1183年(寿永2年)、義仲は頼朝と対立しますが、和睦して嫡男義高を頼朝に差し出します。
重隆は義高に随行して鎌倉に入りました。
義高亡き後は頼朝に仕えて弓馬四天王の一人に数えられています。
1193年(建久4年)8月16日の鶴岡八幡宮の放生会の流鏑馬で射手を務めました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆