大和国長谷寺は、東大寺を開いた良弁の弟子だったといわれる徳道が開いた寺。
当初の本尊は、徳道が楠の霊木で造立させたという十一面観音像。
鎌倉の長谷寺の十一面観音像も一緒に造立されたのだといわれています。
現在、観音堂に安置されているのは、1538年(天文7年)、東大寺仏性院の実清良学の作と伝わる十一面観音像。
参考までに、紫式部ゆかりの京都大雲寺の本尊は行基作と伝わる十一面観音ですが、大和国長谷寺や鎌倉長谷寺の十一面観音像と同じ霊木で造立されたのだと伝えられています。
鎌倉との繋がりを求めて。
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