(須磨寺:源平の庭)
1184年(元暦元年)、一ノ谷の戦いで熊谷直実が討ち取ったのは平敦盛16歳。
我が子と同じ年頃の敦盛を討った直実は、この世の無常を覚えました。
のちに法然のもとで出家した直実は、人の世の儚さを
「人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり・・・」
と詠んだのだといいます。
織田信長が特に好んで演じたのがこの節。
仏教の世界における「化天」(下天)の寿命は500歳。
それに比べたら・・・
「人間の50歳など、その一日にしか当たらない。幻のようなものだ」
という意味なのだそうです。
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2022年の大河ドラマ