「時によりすぐれば民の嘆きなり八大龍王雨やめたまへ」
源実朝の『金槐和歌集』に載せられた歌です。
この歌の前書きには、
建暦元年7月、洪水が頻繁に起こり、民が嘆き悲しんでいることを思って、ひとり本尊に向かって祈念したとあります。
斉藤茂吉の「金槐集私鈔」によると・・・
実朝が祈念したのは大山の阿夫利神社なのだといいます。
かつて阿夫利神社には八大龍王社があって、現在、大山寺にある倶利伽羅堂(龍神堂)がそれといわれています。
もとは二重滝の傍にありましたが、明治の神仏分離により現在地に移転されました。
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