1216年(建保4年)正月15日、江の島明神からのお告げがあって、海がたちまちのうちに道になってしまい、参詣者は船に乗ることなく江の島へ渡れるようになったのだそうです。
めったにない神が起こした不思議な現象を見るため、鎌倉をはじめ、相模の国中から出家者・在家者、身分の上下にかかわらず多くの者が群れを成してやってきました。
その様子を視察した三浦義村は、源実朝に「霊験あらたかなことでございます」と報告したそうです。
干潮時に現れる砂の道。
トンボロ現象と呼ばれています。
実朝の時代に起こった現象は、大地震がもたらした地殻変動と考えられているようです。
かつての江の島詣は、干潮時に干潟を歩いて渡っていました。
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