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2017年12月17日日曜日

源頼朝と鎌倉の鬼門を守護・鎮護する神仏

平安京は、南の玄関口・羅城門から天皇が居住する内裏の正門・朱雀門へと延びる朱雀大路を南北の軸とし、鬼門の方角には延暦寺日吉大社貴船神社鞍馬寺が配され、裏鬼門の方角には石清水八幡宮が配されました。

鬼門とは、鬼が出入りする北東の方角で、全てのことにおいて避けられてきた方角です。

裏鬼門は北東の反対の南西の方角で、鬼門とともに不吉とされてきました。

参考:平安京の鬼門と守護・鎮護の神仏

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鎌倉の場合は・・・

1180年(治承4年)、鎌倉に入った源頼朝は、鶴岡八幡宮を現在の地に遷して、由比ヶ浜まで一直線に延びる参道「若宮大路」を造営しました。

若宮大路は、鶴岡八幡宮を内裏に見立て、朱雀大路を模して造られたのだと言われています。


若宮大路

鶴岡八幡宮


頼朝は、若宮大路を南北の軸として、荏柄天神社幕府(御所)の鬼門の守護神とし、裏鬼門の江の島には弁財天を勧請しました。


大倉幕府跡

荏柄天神社

江の島

江の島弁財天


小町の夷神(本覚寺)も裏鬼門の守護神として祀られたのだと伝えられています。

奥州征伐後に創建された永福寺は鬼門の方角にありました。

今泉の白山神社は、頼朝が上洛した際、鞍馬寺から賜った毘沙門天を安置したことに始まるのだと伝えられています。

鞍馬寺が京の北東の鎮護であることから、鎌倉の北東に当たる今泉の地に安置されたのだと言われています。


本覚寺夷堂

永福寺跡

白山神社








歴史めぐり源頼朝


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