相続争いをしていた息子の正当を訴えるために鎌倉に下った阿仏尼。
極楽寺の近くの月影ヶ谷に住んでいたといいます。
その道中と鎌倉に滞在した時のことが書かれた紀行文が『十六夜日記』。
『十六夜日記』には・・・
「あづまにてすむ所は 月かげのやつとぞいふなる 浦近き山もとにて 風いとあらし 山寺のかたはらなれば のどかにすごくて 浪の音松のかぜたえず」
と記されています。
山寺とは極楽寺のこと。
月影の谷若葉して道清志
阿仏尼邸旧蹟碑の横にあるのは戸川稲村の句碑。
極楽寺の西ヶ谷にある地蔵堂。
安置されているのは阿仏尼邸にあったという地蔵菩薩です。
・・・・・・・・・・・・・
阿仏尼邸跡碑の前を走る江ノ電。