深大寺の元三大師堂に安置されている約2メートルの元三大師(慈恵大師良源)の肖像彫刻は、鎌倉時代の蒙古襲来(元寇)の国家危機に異国調伏のために造立された考えられています。
50年に一度しか開帳されない秘仏ですが、奈良国立博物館修理所での修理を終えたことを記念して特別開帳されます。
【開帳期間】
2025年(令和7年)4月26日(土)~6月2日(月)
【拝観時間】
10:00~16:00
【拝観料】
1000円
深大寺は、東京都では浅草の浅草寺に次ぐ古刹。
鎌倉時代、深大寺は源氏の尊崇を受けて天台密教の関東第一の道場として興隆しました。
源頼朝の異母弟源範頼が修禅寺で滅ぼされた後、比企尼の嘆願で助命された範頼の子範円・源昭は深大寺に住み、源昭は別当になったのだといいます。
源昭は慈光寺(埼玉県ときがわ町)の別当も兼ねていたのだとか。
鎌倉幕府の最後の将軍守邦親王の子守慧も別当を勤めたのだと伝えられています。
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